これは建物の環境や形状によっても変わってきます。例えば大屋根が塗装が不要な瓦で、主に塗装が必要な部分が外壁のモルタルやサイディングのみの場合でしたら、その外壁の塗り替え時期だけを考えれば良いのですが、大屋根がスレートや金属ですとか、またその他霧除けや手すり等鉄部分がある、破風板や面格子等木部分がある等の場合、どうしても各部分によってもち、傷み方が変わってきます。例えば大屋根スレート等は、屋根用のシリコン塗料等かなり上質な材料で塗装しても、８～10年での塗り替えが必要となります。これに対して外壁のモルタル等は12年～14年位まで塗り替えなくても大丈夫だったりします。 このような場合、やはり傷みが早い大屋根の塗り替え時期に外壁等外部の塗り替えすべてを行うことをおすすめします。 というのも、大屋根のみの塗り替えでも足場が必要となるため、それでしたら外部も同時に塗り替えするのが理想といえます。 ​そうなりますと、外壁の塗装材も、20年位もつといわれる高価なフッソ塗料などでなくとも、10年～位もつシリコン塗料でもよろしいかと思います。